ミチカの引越し人生〜旅するようにおひっこし

特技は物件探し!18回の引越し経験者が綴るリアル引越しライフ

私が3か月間マンスリーマンションで暮らした感想

      2023/02/25

 

前回の記事では、マンスリーマンションに入居するメリットについて説明しました。

今回は私自身がマンスリーで暮らした、リアルな体験談をお届けいたします。

 

いよいよマンスリーマンションにお引越し!

マンスリーに入居する日、私はかつてないほどの身軽さを感じていました。

それもそのはず、それまでの10回以上の引越し経験を振り返っても、これほどラクな引越しは初めてだったからです。

なにしろ家具の配置を考えなくていいし、荷解きをしなくてもいい。

私が実際に持ち込んだのは、数個の衣装ケースと、身の周りの物を詰めたスーツケース一つ。小さな本棚に段ボール一箱分の本。

これですべてです。

よって引越し業者も使わず、友人の車で一往復してもらっただけでした。

 

私が実際に借りた物件

私が借りたマンスリーマンションの部屋スペックは以下の通りです。

間取り

1K(フローリング7畳)・バストイレ別・クロゼット&バルコニー付き

部屋設備

エアコン・照明・洗濯機・冷蔵庫・電気コンロ(一口)・電子レンジ・光ファイバー・テレビ・BS・CS・カーテン・ベッド・デスク・椅子・一人掛けソファー・ガラステーブル・調理器具&食器一式

特徴

オール電化・南向き・陽当り良好・地下鉄駅徒歩3分

マンション設備

オートロック・耐火構造・耐震構造・防犯カメラ・エレベーター・駐輪場・敷地内ゴミ置き場

 

文字通り「何でもそろっている」のがお分かりいただけるでしょう。

スプーンやフォークまで数セットあり、実際に持ち込む必要があったのは衣類とパソコンだけでした。

また防犯対策もしっかりしてあり、女性の一人暮らしでも安心して入居することができました。

 

マンスリー入居当日にあったこと

まずスーツケースからノートパソコンを出して繋いでみると、何の問題もなく即ネットを使うことができました。

電気も水道も通っており、他には特に何もすることがありません。

でも…なぜか部屋に違和感を覚えました。

事前に見た写真とは、何かが異なっているのです。

やがてそれは、床に敷かれたラグマットによるものだと気付きました。

備品にマットは入っていないので、前の住人の物がそのまま残されていたことになります。

 

しかし私は絨毯やラグが苦手で、床は毎日でも磨きたい性質。

たまに喘息が出るせいか、毛足の長い敷物に埃が潜んでいる気がして気分的に落ち着きません。

「これ、いらないのにな…」と呟きつつ端っこをめくり上げてみると、身体が凍り付きました。

なんと、お菓子の食べかすとおぼしきものがパラパラ落ちていたのです!

「清掃は直前に入っているにもかかわらず、ラグの下は磨いていないということ!?」

ぞっとしてすぐに管理会社に電話をかけ、ラグ下のおぞましい現状を告げました。

そもそもラグなど必要ない、すぐに撤去してくれと切に訴えたのです。

 

幸い清掃会社はすぐに飛んできてラグを撤去、床全体を目の前で磨いてくれました。

そしてなぜか「お詫びに新しい清掃用具一式を差し上げます。」と言われたので、もらっておくことに。

こうして余計な二時間を費やしたあと、ようやく心からくつろぐことができました。

 

マンスリー入居初日にするべきこと

やっとくつろいだ私ですが、そこでふと疑念を抱きました。

「ないはずの物があったということは、あるはずの物がない可能性もあるのではないか…?」

 

そこで契約書にある「部屋設備」一覧表を片手に、クローゼットやキッチン収納の中を点検していきました。

初日から欠けていたのに、後から自分のせいにされたら理不尽ですからね。

すると案の定、フライパンと包丁の数が一つずつ足りず、いくつかの食器類は数が一致していませんでした。

念のため、退去時に備えてメモと写真を残したのは言うまでもありません。

 

このような不一致は、入居時にマイ調理器具や食器を持ち込んだ人が、退居時に備品と私物の区別がつかなくなったのが原因だと思います。

減っている物もあれば、増えている物もあり、一覧にはないのにそこに存在する物もありました。

おそらく細々した物の数が増減するのはよくあることなのでしょう。

退去時にキッチン用品の点数については何も言われませんでしたが、マンスリーに入居した際には備品をざっと点検しておくことをお勧めいたします。

 

その後のマンスリーライフ

さて暮らし始めてみると、思いのほか快適な環境でした。

前記事でも述べたように、マンスリーマンションは概して好立地にあります。

私が住んだ物件も、地下鉄の駅まで、いやホームまで3分とかからず、朝がとてもラクでした。

また、公的手続きや買い物など、あらゆる用事が徒歩で済むため、交通費がかなり浮いたのは事実です。

 

ただ、1か月ほど住むと分かるのですが、住人の出入りはけっこう激しかったです。

「マンスリー」なのだから当然ですが、今日は隣りの部屋をクリーニングしているな、と思えば翌週には上の部屋をクリーニングしている。

運もありますが、そういった環境は念頭に入れておいたほうがよいかもしれません。

 

それ以外のデメリットは一切感じず、ただただ便利で快適でした。

退居する際も、拍子抜けするほど引越しがラクで、「もう一生マンスリーに住みたい!」と思ったほど。

そういう訳にはいきませんでしたが、マンスリーに住むメリットがデメリットを上回る際には、取り入れない手はないと思います!

 

 

 - マンスリーという選択

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