暮らしの安心度を上げる!おすすめ防災グッズ~一人暮らし編
2023/03/01
以前の記事でも触れましたが、私は子どもの頃の地震体験がトラウマとなっており、物件探しの際は防災面を最優先に考えます。
でも、耐震性に優れた家に住んでいれば万事安心、とはいきません。
家自体が無事だったとしても、ライフラインは止まってしまうからです。
電気とガス、水道が使えない状態で暮らしていくことは、実に困難です。
また、自分の家が無事でも、近隣で火災や土砂災害が発生した場合は、直ちに家を離れなければなりません。
被災後の数日を家でしのぐにせよ、避難所に駆け込むにせよ、欠かせないのが防災グッズです。
今回は一人暮らしの女性やお年寄りでもすぐに背負えるセットをご紹介します。
自己流の防災グッズは十分か?
私は結婚していた8年間、自分たち夫婦で独自に防災リュックを用意していました。
懐中電灯や衛生用品、食品、水、医薬品、着替えなどを古いリュックに入れ、就寝時でも取り出しやすい場所に設置。
でも、本来は定期的に着替えを入れ替えたり、缶詰等の消費期限をチェックしたりする必要があるのに、何事もなく日々が過ぎていくと、どうしても忘れがちに…。
やがて離婚して一人暮らしに戻る時、防災リュックの中身がますます不安になりました。
中身は、量は、本当にこれでいいの…?
そして、その頃に「防災士」の存在を知りました。
「防災士」とは?
「防災士」とは、阪神・淡路大震災を背景に、民間の防災リーダーを養成する目的で発足したものです。
熊本の地震でも明らかなように、災害の規模が大きければ大きいほど、行政機関も麻痺しやすい。
民間の指導者や専門家が必要なのも納得ですよね。
「防災士」は民間資格とはいえ、研修講座の受講や筆記試験だけではなく、公的機関が主催する「救急法等講習」「普通救命講習」「上級救命講習」などを受けないと取得できず、公的資格化を目指しています。
今後活躍の場が増えるのは間違いないでしょう。
おすすめは防災士が厳選した防災グッズ
さて、一人暮らしの方におすすめなのが、そんなプロの目線による防災グッズ、防災士厳選の防災グッズ36点セット【ディフェンドフューチャー】です。
このセットは「三日を生き抜く」ことを目的に作られています。
行政が麻痺すると救助の手が届くのは遅くなりますし、ボランティアが来てくれるのも日数が経ってからのこと。
支援が届くまでに要する三日間を自力で生き延びられるか?
それは私たちの準備次第というわけですね。
以下の内容物が防水加工リュックに詰め込まれています。
<緊急時必需品>
・ダイナモLEDライト・ラジオ
懐中電灯とデスクライトが一体化した物で、スマホやiPhoneの充電可能。
しかも手回しによる充電やソーラー充電ができ、停電時の必須アイテム。
FMラジオのオート受信機能も付いている。
・簡易トイレ(1回分✕3)
・エアーマット
これがあれば固く冷たい床の上で寝るのを避けられる。
・アルミブランケット
アルミは保温性があるので、体温を逃さない。
・レジャーシート
避難する際には特に欠かせない。
・ホイッスル
閉じ込められたり下敷きになった時の生命線。
・レインコート・使い捨てカイロ
・布製軍手・ロープ・万能ナイフ
・ウォータータンク・ラップ
・ID用紙
氏名、連絡先、血液型や普段服用の薬などを記しておく。
・防災マニュアル(PDF)
大災害時の安否確認方法や怪我の応急手当など、100ページに及ぶマニュアルは予め読んでおきたい。
<衛生用品・医薬品>
・歯ブラシ・綿棒・ウェットティッシュ・マスク・ポーチ
・カット綿 ・絆創膏(大) ・ 絆創膏(小) ・テープ ・ピルケース・包帯・三角巾
<食料・飲料>
・5年保存水(500ml)✕3
・アルファ米✕3
・モーリアンヒートパックM(発熱剤3個入)
アルファ米や食料を温めることができる。
上記のセットが家族分あれば、救助の手が届くまでの間を何とかやり過ごせそうですね。
ご自身で用意する方も、内容をぜひ参考にしてみてください。
まとめ
日本に起こった地震と津波の歴史を見ると、想像を絶するようなおびただしい数の人間が命を落としています。
そしてもちろん、日本で起こり得る災害は地震だけではありません。
水害や火山の噴火も、近年頻発しています。
人災だって、いつ何が起きるか分からない昨今。
大切な方には「防災意識さえあれば助かったのに」という死に方はしてほしくないし、自分だってしたくないですよね。
災害を食い止めることはできませんが、「準備」だけは私たち個人にもできます。
生きぬく確率を自分自身で上げておきましょう。