ミチカの引越し人生〜旅するようにおひっこし

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赤羽賃貸ライフ10年!八幡君に聞く街の魅力とミチカの赤羽散歩

      2023/03/09

 

幼小の頃に新宿区、30代の数年間は武蔵野市(武蔵境)に住んでいたミチカです。

東京都内で暮らしたことがあるのはこの二か所ですが、また都内に引越すとしたら…?

ずっと気になっている場所があります。友人・知人の間での人気も高く、今アツイ注目を集める街・赤羽です。

前回まで2記事に渡りルームシェアについてインタビューさせてもらった八幡君は、最近まで友人と赤羽の賃貸マンションに暮らしていました。それも10年間!

そこで赤羽駅で待ち合わせて周辺を案内してもらい、赤羽の魅力や人気の理由を探ってきました。

 

赤羽が住みやすいのはなぜ?

東京都北区の行政の中心は王子ですが、交通機関、特に鉄道は赤羽に集中していて、交通の便は抜群に良いです。
赤羽駅にはJRだけでも埼京線・京浜東北線・湘南新宿ラインなど6線が乗り入れており、東京メトロと埼玉高速鉄道は少し離れた所に赤羽岩淵駅を持っています。

 

―八幡君が部屋を借りる時に赤羽を選んだ理由は、やっぱり交通の利便性が大きい?

そうだね。ただ最初は山手線の北エリア、日暮里~大塚間で探していて、不動産屋でたまたま赤羽の物件を一つ紹介されたんだ。部屋の条件は一緒でも、家賃が山手線沿線に比べて安かったから決めた。
実際に住んでみて、こんなに便利なのかと。職場のある池袋までは10分だし、新宿は15分、東京は20分くらいで行ける。どこに出るにもアクセスが良いんだよね。
それに、たとえば埼京線の大宮行きは終電が早いので有名だけど、赤羽止まりの電車は深夜1時くらいまである。

―なるほど。交通の便以外のこと、街としての住みやすさはどう?

生活に必要なものは、駅周辺ですべて事足りる。駅の近くにイトーヨーカドーやダイエー、ホームセンターのビバホームのような大型店があるし、商店街も賑わっている。飲食店も多い。
でも、少し歩くと静かな住宅街になるんだよ。個人的にはお寺や神社が多いのも気に入っている。

―交通の便が良くて便利、さらに街並みも気に入っていたら、言うことなしだね。

うん。いったん赤羽に住んだら、よっぽどのことがない限りよそに引越す理由はもう思いつかないな。

 

八幡君と歩く坂の町・赤羽

八幡君と駅で待ち合わせ、まずは彼が住んでいた赤羽駅の西側を歩いてみました。

赤羽駅を挟んだ東西では雰囲気がだいぶ異なると言いますが、地形も違っています。
東側がほぼ平地なのに対し、西側は台地になっているため坂道が多い
(この地の利を生かし、かつて陸軍第一師団が置かれており、これが町の発展に大きくつながりました。)

では、赤羽の街並みをどうぞ。

 

駅から歩いて3分ほどのところにある、静勝寺(じょうしょうじ)に続く階段。
これはぜったいに昇りたくなるやつです!

春になると桜が咲きます。

 

右の坂道も気になりますが、やはり階段に惹かれて境内へ。

 

これはふだんの良い散歩コースになりそう。

 

見えるでしょうか? 三毛猫が佇んでいます。

 

こちらに気付くと近寄って来て、足元にすりすり。

猫好きにはたまらない歓迎で、これが引越しの下見だったら赤羽に即決してしまいそうな勢い…。

 

それだけではなく、モデルもしてくれました。
「写真を撮ってもいい?」と聞いてみると、ニャアと返事をしてこの構図。

狛犬の阿形の傍らに吽形のごとく向き合ってくれました。
「振り向いていただいてもいいですか?」とリクエストするとこの通り。

 

おっと、猫を撮りに来たんなじゃい、赤羽を撮りに来たんでした…。
三毛猫に後ろ髪を引かれつつ、静勝寺を後にします。

このような狭い坂の路地が続きます。

 

個人的に坂の多い街並みは好きですが、赤羽のこの細い路地はいかにも散歩に出たくなります。
この辺りに住んだら、ウォーキングが趣味になりそう。

八幡君のお気に入りスポット。

ジョギングコースにしていたそうです。
高台から住宅街を見下ろせます。

 

この後は駅に戻り、赤羽駅の東側へ。

東口を出てすぐ左手にある赤羽一番街商店街が、特に楽しそう!
気取らない雰囲気で、八百屋の前では思わず「安い!毎日ここで買い物したい!」と叫んでしまいました。

こちら↑の画像はフリー素材をお借りしたので季節はちがいますが、左のお店です。

レトロな喫茶店が残っているのも素敵でした。

そして驚いたのは、赤羽周辺にある商店街の数は、二つや三つではないということ。
アーケードのある商店街にない商店街、雑然としたところと整然としたところ…大小も様々で、本当に飽きないと思います。

引越してしばらく経っても街の探検を楽しめそうです。

 

まとめ

赤羽駅周辺を一時間ほど歩いて感じたことは、新しいものと古いものが程よいバランスで共存していている街だということ。

駅周辺に活気があり、少し歩けば落ち着いた住宅街。

散歩しただけで暮らしやすさは十分はかり知ることができました。

 

さて八幡君との別れ際、最後にこう聞いてみました。

―赤羽に住むデメリットを、強いて挙げるとしたら何だと思う?

う~ん…

としばらく考え込んだあと、顔を上げて彼は言い切りました。

ないよ!

 

それでも敢えて一つだけ気を付ける点があるとすれば、足腰の弱い方は坂の上の物件を避けたほうがよい、ということくらいでしょうか。

「住めば都」とは、決してすべての場所に当てはまるわけではありませんが、赤羽がすぐに「都」となるのは想像に難くありません。

そしていったん暮らし始めたら、うんと愛着がわく街であることも。

 - ミチカの暮らした街々 ,

メトホルミン